中国の真の姿を自分の目と心で体験――。公明党青年局の鰐淵洋子次長(参院議員)は、9月2日から10日まで「日本青年交流代表団」(団長・小渕優子衆院議員)に副団長として参加した。同事業は、日中両国の青年代表が100人ずつ相互訪問するもので、日本では外務省の委託を受けた日中友好協会が、中国側は中華全国青年連合会(全青連)が外交部受託事業として、編成や受け入れを行っている。今回の交流の模様を鰐淵次長に聞いた。
—— 今回の交流事業について。
鰐淵洋子次長 日本からの派遣団は8回目になります。今回は北京、武漢、上海を訪れ、全人代(全国人民代表大会)常務委員会の蒋正華副委員長や全青連の楊岳主席、中日友好協会の井頓泉常務副会長をはじめ、各省や市の青年代表と会うことができました。
—— まずは日本から参加した青年たちと接しての感想を。
鰐淵 交流団の皆さんは各地の日中友好協会のメンバーであったり、さまざまな分野で活躍している94人の方々でした。残念ながら役員は別行動が多かったのですが、団員の皆さんは武漢でのホームステイや、グループに分かれての職業訓練学校や福祉施設、病院などの視察を行いました。「中国を自分の目で直接見て、中国の人と話をし、身近に中国を知ることができ本当によかった」と実感していました。
—— 日中関係の課題や訪中メンバーが担うべき役割について。
鰐淵 今回受け入れに当たってくださった全青連の皆さんは、具合の悪いメンバーがいれば付き切りで面倒を見てくれるなど一人ひとりを本当に大事にしてくれました。また、中国の方々の真心の歓迎をさまざまな場面で感じました。中国の青年との語らいでは「両国間には課題はあるが、政治家や伝統文化、経済、環境、民間とあらゆるレベルの交流をさらに広め、深めていくために今後どうしていこうか」といった前向きな対話ができ、友情を深めることができました。
反日デモなどをテレビや新聞報道で一方的に見せられた日本国内の人たちは中国や中国の国民に対していい印象を持っていないかもしれません。しかし、そうした情報があふれている中で何が真実なのか、本当の中国の姿はどうなのか、中国の人は本当は日本をどう思っているのか、ということは中国の人たちと直接対話を重ねて初めて分かることだと思います。実際に自分が触れた中国を国内でどう伝えていくかが大切だと思います。
—— これからの青年の役割は?
鰐淵 全人代の蒋副委員長は「青年は国の未来だ」と語り、青年が両国間の友好をさらに深めていくことに期待し、大歓迎をしてくださったことが印象的でした。蒋副委員長はまた、「国交正常化に命懸けで尽力してくださった日本の先人の苦労を全部知っています」と話されていました。
正しい歴史観を持ち、日中友好を築いてくださった先輩の心を受け継ぎ、それを今後どう発展させるか。ただ楽しかったとか得をしたという自分のためだけでなく、一衣帯水の家族として両国民の幸福と両国の発展につながる交流や、そのための環境づくりを私たち青年が率先して進めていきたいと決意を新たにしました。
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