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○鰐淵洋子君 公明党の鰐淵洋子でございます。

 本日は、参考人の皆様、お忙しい中、わざわざ国会までお越しいただきまして、また貴重な御意見をちょうだいいたしました。大変にありがとうございました。しっかりと今後の審議に生かしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 まず、ごみの分別収集について、大井参考人と鈴木参考人にまずお伺いしたいと思います。

 先ほど、大井参考人の方から名古屋市の取組、御紹介をいただきました。平成十一年二月にごみ非常事態宣言を発表してから、ごみの量も七割、そして資源回収量は二・五倍になって、また埋立て量は半分以下に減った、そのように報告も伺っております。これは本当に大変な大きな成果が出ておりまして、これは市民の皆様、また関係者の皆様の努力、協力によりまして、こういったすばらしい結果が出たものと思いますけれども、名古屋市のように、このようにしっかりと分別に取り組まれている地域もあれば、まだプラスチックの分別進んでいない地域もございまして、やはり質の高い分別収集というのはごみの発生抑制にもつながりますし、またリサイクルの推進、また環境問題に対する国民や事業者の方含めて意識の向上にもつながるかと思いますので、こういった質の高い分別収集というのをしっかりと取り組んでいくことも重要な課題かと思っております。

 昨日の委員会でも、我が党の草川委員からも質問がございまして、私も一昨年の委員会で質問させていただいた件なんですけれども、一般廃棄物の分別収集、またこの処理方法について、一定の基準だったり、ガイドラインのようなものがしっかりあった方がいいのではないか、こういったことを質問させていただきました。それに対して環境省の方からは、望ましい一般廃棄物の分別収集などの方法に関するガイドラインの作成に向けた検討を進めているということで、こういった答弁があったわけですけれども、しっかりこういった作成に向けて進めていきたいと思っておりますが、この基準、ガイドライン作成に当たって、それぞれ現場で携わってこられたお二人から、それに対する御意見と御要望がありましたらいただきたいと思っております。

○参考人(大井治夫君) 分別ということでちょっと御答弁させていただきたいというふうに思います。

 やっぱり、分別するとなると、ある一定のルールがないと問題になろうかというふうに思っております。それも、余り細かくなると今度は市民の方が付いていけないということになろうかと思います。

 名古屋市では、現在、迷ったら資源という言葉で、市民の方がごみにするのか資源の方に出すのか迷われた場合は資源で出してくださいと、こういうルールを決めまして、迷った場合は資源の収集日に出してくださいよということで対応させていただいておるわけでございますが、こういった分かりやすい何か指針というのが必要になるんじゃないか、余り細か過ぎても市民の方に御理解を得るのはなかなか難しいんじゃないかというふうに考えております。
 以上でございます。

○参考人(鈴木満君) 分別収集処理基準のガイドラインということですけれども、まず、自治体のスケールの大きさ、規模の大きさですね、それによっても相当違ってくるのではないかというふうに思いますし、あるいは住民の方の意識の違いというのも相当加味をせざるを得ないだろうというふうに思いますけれども、当然、ガイドラインというのはある程度の、一定のラインというのは必要かというふうには思います。

 それから、余りそのレベルを高くすると、今度は低いレベルの方から問題が指摘されてくる。どうしてやらなくちゃいけないんだというレベルの議論がもう現場では当たり前の話ですから、その辺を加味していただければ、ガイドラインというのはある程度あってもいいんじゃないかというふうに思います。

○鰐淵洋子君 ありがとうございました。

 大井参考人の方にお伺いしたいと思いますが、こういった取組を始めるに当たりまして、二か月間で二千三百回でしたでしょうか、そういった説明会を行って、いろいろ広報活動もされたということなんですけれども、そういったことによりまして、市民の皆様の御協力をいただいて今着実に進んでいるかと思いますが、そういった途中経過であったり、例えばリサイクルはこのように進みましたよとか、今はこういう状況であります、埋立地がここまで減らすことができましたとか、そういった途中経過も含めて、市民の皆様、また事業者の方も含めて、そういった報告する場所、それもしっかりとつくっていらっしゃるのかどうか、お伺いしたいと思います。

○参考人(大井治夫君) 二千三百回説明会はさせていただいたんですけれども、今度それでどうなったかということについて二千三百回すべてまたもう一度説明会をやったということはございません。

 ただ、私どもの広報紙でありますとかテレビ、新聞等も使って毎年毎年それのデータは公表させていただいております。あるいは、経費等につきましても、私どもの方で作って、それを公表させていただいておるということはやらせていただいております。

 そういった中で、私どもの中で、なごや環境大学という格好で、これはいわゆるユニバーシティーとは違いまして、環境に興味のある方はどなたでもいらっしゃいよということでやっておる、言ってみれば一種の講座的なものでございますけれども、そういった中でも、どういうふうに減らしていくのかとか、そういったことについても市民の方と一緒にやって、そこから情報発信という格好でやっております。

 それで、これ速報版ですけれども、こういったことで、名古屋ごみレポートという格好で数値、今申し上げました経費の面であるとか量がどれだけだったかというのは一年に一遍ずつこういう格好で報告はさせていただいておるところでございます。

○鰐淵洋子君 ありがとうございました。

 先ほどから名古屋市のレジ袋の取組もお話しいただいておりますが、このレジ袋の対応につきましては、もう様々な分野の方から大変な高い関心もいただいておりますので、もう一度詳しく取組につきましてお伺いしたいと思います。

 また、軌道に乗るまでの課題等もあったかと思いますので、併せてお伺いできればと思います。

○参考人(大井治夫君) 私どもで現在やっておりますのはエコクーぴょんの関係でございますけれども、私どもで参加していただいております店舗が、店舗というのか、例えば百貨店なら百貨店で中にもいろんな店舗入っておりますのであれですけれども、五百六十二ということでやっていただいておって、例えばこの中には地下街がございますが、地下街が全部入っていてもそれも一つとかいうふうに数えてございますので、個々の点で申し上げますとかなりの量になろうかと思いますが、そういったところが参加していただいておりまして、それで、先ほど申し上げましたように、年間、最新のデータですと三万枚弱ぐらいが出ておるというような状況でございます。

 それを去年から、万博が、愛・地球博が終わりました後、財団法人が一年間存続するいうことになりまして、そのときに私どもの金山という地区があるんですけれども、そこに、博覧会協会の中でレジ袋を断ったりそういうエコ活動をされた方は、EXPOエコマネーセンターというところで植樹に寄附するとか、ポイントをためたりするとそのポイントでいろんな環境に優しい製品を企業から提供していただいたのと交換しますよということをやっておられたんですけれども、それを万博終了後はその金山というところで引き続いて博覧会協会が現在やっていただいております。

 これは、一つの社会実験として、万博のときは会場の中という一つの閉鎖空間であったのを広げた場合にどうなるかということの実験ということで今やっていただいておりますが、それとも協働させていただいて、その私どもでやっておりますエコクーぴょんを持っていくと、そうするとそれはレジ袋をお断りしたという印にもなりますので、万博の方でそれの点数でまた商品をいただくこともできますし、植樹に寄附するということもできまして、今年ですと四月の二十九日のみどりの日に三百本ばかり植樹をさせていただいたという実績がございます。

○鰐淵洋子君 ありがとうございました。

 それでは、三人の参考人の方にお伺いしたいと思います。
 今回の改正案の中で、消費者の意識向上、事業者との連携を図るための対応ということで、容器包装廃棄物排出抑制推進員、これが環境大臣によって委嘱されるということでございますけれども、この推進員に対する期待といいますか、望むことがございましたら、一言ずつ三人の参考人からいただきたいと思います。

○参考人(大井治夫君) 名古屋市の場合、現在、私どもの方で、六十人だったかな、ちょっと細かいところはあれですけれども、約六十人ぐらいの分別指導員という方を置いております。この方に重点でやっていただいておりますのは、やはり人事異動というのか、四月ですね、四月、五月が非常に大学生の方であるとか社会人の方でもよそのところから人事異動で引っ越していらっしゃる方が多いというところがございまして、こういった時期が一番分別が、名古屋方式になかなかなじんでいただけないということで特に重点を入れて、そして併せて、地域的にはワンルームマンションの多い地域に重点を置いてその分別指導員という方にお願いして指導をしていただいておる状況でございます。

 今回、国の方で置かれる、そういう制度ができるということでございますが、それにつきましても、やはり一般の家庭のところとそういった、名古屋で申し上げますとそういう分別の悪いワンルームマンション等の多い地区であるとか、そういったところというのはやっぱり温度差がございますので、そういうところの重点的な配置ということに配慮をいただけたら有り難いなというふうに思っております。

○参考人(倉阪秀史君) 推進員について、これがせっかく置かれるわけですから、具体的な役割を与えることが重要ではないかと思います。

 単に普及啓発を進めるための拠点というだけではなくて、例えばレジ袋の削減取組についてちゃんと流通業者がやっているかどうかを見るような役割であるとか、その地域に応じた、今、大井参考人からもありましたような分別指導であるとか、そういう具体的な取組をちゃんと与えて仕事をしてもらうということをしないと効果が上がらないというふうに思っております。

○参考人(鈴木満君) 現在で、衛生員という人が自治会の中におりますけれども、容器包装リサイクル法の問題ですと、やはり相当の意識の高い人あるいは法律を詳しく御存じの方になってもらわないと非常に難しいところだ。

 そういう点では、どういう方がなってどういうことをするのかというのは非常にこれからの問題だと思いますけれども、やはり具体的な、我々でさえこうやって分別に迷うことがありますから、もう少し基準を明確にした上で委嘱をしていかないと、非常に選出された方が困るんだろうなというふうに思っています。

○鰐淵洋子君 大変に本日は貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。
 あしたまた審議ございますので、皆さんの御意見をしっかりと承った上で進めさしていただきたいと思います。

 大変にありがとうございました。


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